2022年02月
2022年02月08日
テイクアウトの真髄【黄金・聖水・唾液】
「こちらでお召し上がりになりますか?
お持ち帰りですか?」
ファーストフード店、コーヒーショップ、レストラン、洋菓子店、ベーカリーショップ、お弁当屋、お惣菜屋、お寿司屋…「食事を提供する場所」では、今日も当たり前にこの質問で溢れている。
なんてことない質問。
至極シンプルな質問。
「今すぐここで食べたいか
それとも後で食べたいか」
時々、こんなことはないだろうか…。
例えば、コーヒーショップや洋菓子店、ベーカリーショップ。ホットコーヒーは今すぐ飲みたいけれど、軽食のサンドウィッチは後で食べたい…。洋菓子店のショーケースに並べられたケーキたちを見ながら、あのケーキとこのケーキは差し入れに。このケーキは自分に…。ベーカリーショップに並べられたパンを選びながら、これは今日のお昼に。こっちは明日の朝食に…。
そして、レジに立つ店員にこう質問する。
「(袋)(箱)を、分けてもらえますか?」
例えば、レストランやお寿司屋。思った以上に注文し過ぎてしまって、これ以上食べきれない…。注文した料理の味が美味しく、気に入ったからもう一つ新たに注文してお土産に…。
そして、店員を呼びこう質問する。
「持ち帰りって出来ますか?」
イートインの時もあれば、テイクアウトの時もある。イートインするのものと、テイクアウトするものを分ける時もある。
それは、私たちの「日常生活のありふれた一場面」に過ぎない…。
いや、そうではない。
それは、私たちの「非日常のありふれた一場面」でもあるのだ。
イートインにはイートインの良さがあり、テイクアウトにはテイクアウトの良さがある。
言わずもがな、イートインは出来立てを楽しめる。特に空腹時は、食事が運ばれてくる時間を今か今かと待ち、待ちに待って出来立てを口に入れた瞬間のあの幸せ!…それがイートインの良さではないだろうか。
では、テイクアウトの良さとは…。
それを考えた時、私の中での答えは一つしかない。
「たった一人で楽しめる」
持ち帰って、すぐに食べるも飲むもよし。翌日の楽しみにとっておくのもよし。
その蓋を開け、誰に邪魔されることもなく、一番リラックス出来る場所と空間で「味」と「風味」を心ゆくまで楽しむことが出来る。
勿論、イートインの「出来立て」より鮮度は落ちる。
でも、そこはもはや問題ではない。
「たった一人、好きな時、好きな場所で、好きなだけ」
「持ち帰った者にこそ与えられる特別な自由」
それこそが「テイクアウトの真髄」。
いらっしゃいませ。
貴方は、ここでお召し上がりかしら?お持ち帰り?
それとも、両方?
貴方のお好みでどうぞ…。
Tさん……Tさんとのプレイblog大変お待たせしました…(涙)このblogを書きながら、あの日、貴方が大切に持ち帰った「私の中の一部たち」はどうなっただろうと想像しました。それぞれのタッパーの蓋を開けた瞬間の貴方の表情はどんな表情だっただろう…。私の中の一部たちをどんな場所で、どんな風に…。たった一人、再び快楽に浸ったであろう貴方を想像すると、私自身の脳内も興奮と快感で満たされます。そして、貴方の日常空間に私の一部たちを持ち帰ってくれてありがとう。また再びお会い出来ることを楽しみに…。ありがとうございました!
【CLUB ROZE】
MISTRESS ANRI