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2021年09月19日

それは、あまりに理不尽で…。【羞恥】

部屋の扉を開ける。




正座したまま背筋をピンと伸ばし、真っ直ぐに私を見つめる彼がそこに居た。





       「初めまして」





私は、正座する彼の真正面で仁王立ちに腕を組み、真上から見下ろしながら、そう挨拶をした。




自分のことながら…なんとまぁ高圧的な態度だろう。



しかも、初対面。



でも、それには理由があった。



それは、彼の目。



私が部屋の扉を開け、目と目が合った瞬間から、彼の目は既に濡れていた。



その目の奥に漂うのは「被虐の蜜」のような、甘くトロリとした願望。





  「ぐっしょり濡れるくらい、泣きたいの…」





その愛くるしい目が、私の鋭い目に懇願する。




言葉を交わさずとも、彼が私に求めているものが分かったような気がした。





「その目尻から、蜜はどんな風に溢れるだろう…」





「とことん追い詰めて、泣かせたい」





私の欲望に光った目を、いち早く察知し受け止めた彼は、実に控えめに…それでいてその眼差しの奥から被虐の蜜の香りを漂わせながら、こう言った。






 「屈辱的に…精神的に追い詰められたいです…」





言葉を一つ一つ考えながら、ゆっくり話す彼の傍ら…。



私は、その存在にようやく気付く。


自分の願望をきちんと正座したまま伝える彼の傍らに、何故か「煮卵」があることを…。




たかが「煮卵」


されど「煮卵」




その時はまだ想像もしていなかったけれど、この「煮卵」は、私と彼の時間に「カオス」という名の華を添えてくれたのだった。





でも、その前に…。





それは、あまりに刹那の出来事。










あははは!私の趣味嗜好である「理不尽」の毒牙にかかったお前。




毒はやがて脳内に侵食し「恥ずかしさ」という概念を腐敗させ「興奮と快感」を植え付ける。




猛毒をもった毒蛇は、更にお前の身体に絡み付き、混沌とする脳内を誘惑するように耳元でこう囁く。




    「ねぇ…窓辺に立ってみて♡」





甘ったるいその声に誘われるままに…。




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誘われた先に待っていたもの。



それは「月夜と街灯に照らされた夜の街」



変わらぬ「日常」という名の猛毒。



今お前を支配するのは、圧倒的な恐怖…緊張…そして狂ってしまいそうなほどの興奮と快感。










誰かに見られたらどうしよう…。もしかしたら…既に向かいのマンションの部屋から誰かが気付いてこちらを訝しげに凝視しているかも知れない…。どうしようどうしようどうしようどうしよう。怖いのに、今この状況をなんとかしなきゃいけないのに…。どうしようどうしようどうしよう。アンリ様助けて。お願いもう許して。あぁああぁあ、アンリ様…。




焦燥感でいっぱいの情けないその顔面には、沢山の「どうしよう」と「助けて」が入り乱れていた。



お前の焦りとは裏腹に粗末な弱小マゾペニスは、亀頭からテラテラと涙を流して恥辱に歓喜している。






    「弱小のくせに生意気なんだよ」



 






窓辺から引きずり下ろされ、理不尽に「ごめんなさい」を強制される。



どうして「ごめんなさい」を強制してるかって?



意味なんかないよ。だって私、理不尽の塊だから♡



そして、堪らなく聞きたいの。



「理不尽」という強制を強いられたその身体、脳内。喉を震わせ、腹の底から振り絞るように吐き出される「ごめんなさい」が…。





何度「ごめんなさい」を繰り返させただろう。



私の手跡で真っ赤に腫れ上がった尻を強引に掴む。



そして、再び耳元で囁く。






      「煮卵の時間だよ」





たった一言そう呟くと、彼はその身を恍惚に震わせながら尻を突き出し、濡れた瞳で私に懇願した。




 「あぁん…はぁはぁ…いっぱい笑って下さい」






    そうして彼は、煮卵を産んだ。










動画を撮影しながら、にちゃにちゃと恥辱の視線を浴びせ高らかに笑う私の声。なおかつこの動画がSNSにUPされ、多くの人目に晒されるという屈辱。





煮卵を産み落としながら、彼は恥辱と屈辱にベトベトにまみれ、沢山の「視線」を妄想しながら歓喜の雄叫びと共に果てた。





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歓喜の雄叫びの後に残る「羞恥の余韻」



汗だくで、上がる息を整えながら彼はその余韻に浸る。



突然、その眼前に迫るギチギチに勃起した私のデカマラ。






  「余韻なんてどうだっていい。しゃぶれよ」










上から見下ろし冷たく言い放つ私を、口いっぱいにマラを咥えながら見上げる彼の目はからは、被虐の蜜がとめどなく溢れていた。




 
   「私ね…お前をもっと泣かせたい…」





喉の奥に無理矢理突っ込まれたマラに激しく嗚咽しながら、甘い蜜の香りを一層漂わせて、彼の目の奥は私にこう呟いた。





     「あぁ…あまりに理不尽だ…」   









ポンちゃん……ポンちゃんとのプレイblogお待たせしました!この日は、ポンちゃんと初めてのセッションだったよね。静かに正座するポンちゃんの傍らに「煮卵」…思わず三度見くらいしてしまいました(笑)
鼻フック付けて窓辺に立たされ、私の無茶振りに焦りまくるポンちゃん…あー、笑った♡
セッション後のポンちゃんとのお話も、私にとって非常に興味深く楽しみな時間です♪また色々聞かせてね♪
ありがとうございました!





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【CLUB ROZE】
MISTRESS ANRI


roze_anri117 at 22:49│Comments(0)調教 

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